花椒オイル、口腔ケアでの機能性表示目指す/オリザ油化

2025年3月13日

ヒト試験でドライマウスの改善効果など確認

オリザ油化(愛知県一宮市)では、口腔ケア素材として花椒オイル「サリバモイスト」および「シソの実エキス」を供給している。

     花椒の実

「サリバモイスト」は、四川料理の定番スパイスである花椒の実に含まれる痺れ成分・ヒドロキシ‐α‐サンショオールを含有し、口腔内の侵害刺激受容体に作用することで唾液の分泌を促進する効果を持つ。ヒト試験では唾液の分泌量増加作用、細胞試験では虫歯菌と歯周病菌の増殖抑制作用を確認しており、現在は「口腔ケア」に関するヘルスクレームで機能性表示食品の届出を行っている。

シソの実エキスは、アグリコン型のフラボノイドを豊富に含み、細胞試験ではリンゴ、緑茶、ウーロン茶由来のフラボノイドと比べて優れた抗う蝕作用を有することが確認されている。

口臭の原因となるアセトアルデヒドやアンモニア、メチルメルカプタンの消臭効果も有するため、歯磨き粉、マウスウォッシュ、チューインガム、キャンディーなどさまざまな剤形での採用実績を積み重ねている。


↓↓↓ 購読(電子版・紙版)のお申込みは以下よりお願いします ↓↓↓

ヘルスライフビジネス|株式会社ヘルスビジネスメディア (health-mag.co.jp)

関連記事