ヒシエキスで糖化にアプローチ/林兼産業

2025年7月10日

 林兼産業(山口県下関市)は、運動効果を低下させる体の【糖化】にアプローチする植物素材「ヒシエキス」を提案している。

 ヒシエキスは、アジア地域原産の水草であるトウビシの果皮から抽出されたポリフェノール素材。 

 これまでに、AGEs(終末糖化産物)の一種であるペントシジンやCML、3DG(3‐デオキシグルコソン)の生成抑制、糖化架橋切断作用、血糖値上昇抑制、血中ペントシジンの有意な低下など、糖化ストレスの各段階における作用が確認されており、美容や育毛、排尿関連といった糖化を起因とするさまざまなトラブルに対応する抗糖化素材として採用実績を重ねてきた。

 近年の研究では、筋肉も糖化の影響を受けることに加え、筋肉の糖化が運動抵抗性(十分に運動の効果が得られない)を引き起こすことも分かっている。

 例として、9週齢のマウスをコントロール群と糖化ストレス負荷群に分けて観察をした試験では、AGEs投与群の筋肉量が低下(筋肥大の抑制)した。

 また、筋収縮タンパク質が糖化反応によってAGEs化することによる収縮機能の低下、AGEs負荷によるタンパク質分解システムの活性化や細胞接着にかかわる分子の発現低下などのデータも多く報告されている。

 担当者は「強力な抗糖化作用を持つヒシエキスをプラスすることで運動抵抗性の一因である糖化にアプローチできる」として、「市場拡大を続けるプロテイン製品の差別化にもおすすめ」と話す。

 pHや熱安定性に優れ、溶解性も良いことから、カプセルや錠剤などのサプリメントだけでなく、顆粒やドリンク、ゼリーなど幅広い製品に採用されている。


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