【独自技術】三層生菌シームレスカプセルなど/富士カプセル

2021年9月21日

富士カプセル(東京都中央区、TEL:03-5244-9406)は、「三層生菌シームレスカプセル」、植物性カプセル「グリーンキャップ」など、独自のソフトカプセル技術を提案する。

三層生菌シームレスカプセルは、[腸溶性皮膜層][中間層][生菌含有核層]の三層が水分、熱・光、胃液などから生菌を守り、ビフィズス菌や乳酸菌を“生きたまま”腸に届けることができるソフトカプセル。

胃酸条件下における生菌安定性評価では120分後もビフィズス菌の生存率100%を確認しており、加速試験においては6か月保管後もビフィズス菌が100%生存していることが明らかになっている。

植物性カプセルのグリーンキャップは、カラギーナン(海藻由来)、デンプン(バレイショ、タピオカ、トウモロコシ由来)などの原材料を使用。イメージの良さだけでなく、動物臭が無い、崩壊遅延しない、薄膜化・小型化が可能、といった機能的な面が好まれている。

耐衝撃試験では40℃で6カ月保管のカプセルに50gの重りを10cmの高さから落下させたところ割れが無いことを確認。高い耐熱性も確認している。

シームレスタイプ、ロータリータイプ、セルフカットタイプなど幅広い応用ができ、カラギーナンフリーもラインアップする。

そのほかにも、口腔内速放性カプセルやグミ食感カプセル、寒天ドライカプセルなど多彩な技術で顧客の要望に対応する。

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