ドーピング禁止物質の分析サービスを展開/イルホープ

2022年2月21日

JADA公認のスポーツファーマシスト によるアドバイスも好評

イルホープ(東京都渋谷区、☎03・6892・4074)ではドーピング禁止物質の分析サービスを行っている。

 同社の分析サービスは正確な分析結果を得るために「LC-MS分析」と「添加確認試験」を実施している。「LC-MS分析」は多様な成分が含まれる食品などからごく微量の成分を検出する際に用いられ高い信頼性がある分析方法。さらに「添加確認試験」では分析依頼製品とドーピング禁止物質を添加した製品を用いてドーピング禁止物質の量を計測する。これらの分析と試験を行うことで結果の精度を高めているという。

 また、同社ではJADA公認のスポーツファーマシストが在籍していることからドーピングに関する的確なアドバイスも可能だ。製品メーカーだけでなく実際に製品を利用するアスリートからも相談を受け付けており、ドーピング関連の講習も実施している。

 自社製品からドーピング禁止物質が検出された際の対応策についてもアドバイスを行っている。こうした親身なサポートも顧客を増やす要素となっている。

 国内でも実績のある分析機関に委託していることから分析結果の 信頼性も高く、アンチドーピング認証と比較してもコストを抑えられるという点も採用されている要因だという。

アスリート向けの製品は運動機能サポートの製品だけでなく健康をサポートする健康食品まで拡大している。同社の担当者は「ドーピング物質が含まれる原因は製造時の異物混入だけでなく原材料の時点で含まれているというケースもある。原料メーカーにも分析サービスを活用してもらいたい」とコメントしている。

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