「セラクルミン」国内外で需要拡大/セラバリューズ

2022年3月30日

届出目指す企業にはSR提供も行う

 セラバリューズ(東京都千代田区)が供給するクルクミン原料「セラクルミン」は脳機能や肝機能に関する豊富なエビデンスが国内外で注目されている。

 同社ではセラクルミンの機能性に関する研究を積み重ね、高齢者の記憶力や注意力に関するエビデンスを蓄積している。

 機能性表示食品としては「加齢により低下する認知機能の一部である記憶力(言葉や図形を覚え思い出す能力)と注意力(一つの物事に注意を払い、持続する力)の維持」というヘルスクレームで受理実績がある。昨年秋には自社製品だけでなく同社のSRを使用した製品も届出が受理されており、SR提供による他社への届出サポートも積極的に行っている。

 また、国内のみならず海外においてもその機能性が注目され、抗炎症作用によるジョイントヘルス用途で、北米を中心に市場が拡大している。トルコで行われた試験では同原料を使用したサプリの摂取によってアルツハイマーの進行を抑制するという働きも明らかになり、今後も海外市場における需要拡大が期待されている。

 機能性の他にも同社の「セラクルミン」は体内への吸収性や製品設計しやすい安定性の高さが評価されている点が特徴。従来のクルクミンは体内への吸収性が課題とされてきたが、同社では独自技術でクルクミン粒子を細粒化、分散化処理を施して吸収性を高めており、臨床試験により吸収性の高さが一般のクルクミンと比較して約27倍であることが明らかになっている。

 飲料やゼリーなどでの使用実績があることから、高齢者でも摂取しやすい剤形に応用することも可能だ。

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