「エクオール」25年間にわたる研究/大塚製薬

2022年4月25日

女性の健康問題に長年注力

 大塚製薬(東京都千代田区、☎:03・6717・1400)は、独自の乳酸菌で発酵し得られたエクオール配合の「エクエル」の販売に注力している。「エクエル」は多くの女性利用者に支えられ、一定の市場を築いた。現在はリピーターも非常に多いという。

 同社の女性の健康への取り組みの原点は、1996年にも遡る。当初は女性の更年期に着目し、大豆イソフラボンに関する研究をスタートさせた。研究の中で、大豆イソフラボンが腸内細菌によって変換され産生される「エクオール」の有用性が明らかになり、これが広く世代女性の健康に寄与できるのではないかと考えた。また、独自で発見した乳酸菌「ラクトコッカス90-92」から発酵して生産することに成功している。

 2014年に発売した「エクエル」は安全性や品質に関する試験を重ね、ゆらぎ期世代の女性向けに開発された。また、昨年にはそれより若い世代向けに、月経前の心と身体の変化をサポートする「トコエル」を発売した。あえて販路を広げず、産婦人科からのすすめなどによって正しい情報とともに届けることにこだわっている。

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