グッドデザイン賞受賞の歯磨き粉を定番製品化/スモカ歯磨

2022年5月13日

今後はOEM事業にも注力


今年で創立90年を迎える老舗メーカーのスモカ歯磨(大阪市西淀川区)は、2020年に発売した薬用ホワイトニングパウダー「MASHIRO(マシロ)」が「2021年度グッドデザイン賞」を受賞したことを発表。これを機に、数量限定販売で好評を得ている「マシロ ザクロミント」を4月1日より定番製品に改めた。

 スモカ歯磨では、1932年の創立よりタバコのヤニ取りに特化したパウダー状の歯磨き粉「歯磨スモカ」の製造を長年手掛けてきた。同品は17年に終売となったが、新ブランド「マシロ」として約3年ぶりに発売すると、20~30代の女性を中心に新規顧客の獲得にも成功した。

 「効く歯磨剤」をテーマに開発された「マシロ」は、超微粒のマイクロシリカを清掃剤に使用し、歯に負担をかけず確実に汚れを落とせることが特徴。パウダーに湿潤性を持たせており、歯ブラシに付きやすく、飛散しにくいこともポイントだ。 なお、同社では90周年を機に新工場(同上)の竣工を8月に予定しており、今後は同社が長年培ってきた知見を生かし、歯磨ペースト、歯磨ジェルなどのOEM・ODMにも一層注力していく方針。

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