quantumと朝日インテックによる合弁会社「walkey」設立

2022年5月26日

quantumと朝日インテックによる合弁会社「walkey」設立


 カテーテル治療などに用いるガイドワイヤーなどの医療機器を製造開発する朝日インテック(愛知県瀬戸市)と新規事業開発を行うquantum(東京都港区)は5月25日、合弁会社〝walkey〟を設立し、新規事業として歩行専用トレーニングサービスを7月より本格始動することを記者発表会にて発表した。

(左)quantum取締役川下和彦氏、(中)walkey代表取締役渡辺達哉氏、(右)朝日インテック代表取締役宮田昌彦氏

 walkeyは、「100年歩ける人生を届ける」をビジョンに掲げ、コロナ禍で進行が加速している歩行力の低下をケアすることで健康寿命の延伸に起用していく方針だ。

加齢による筋力低下を予防する〝歩行専用トレーニング〟サービスを開始

〝歩行専用トレーニングサービス〟では、自宅でできるトレーニングキットとアプリを使用。また、自宅トレーニングをラボでチェックしより質の高いトレーニング内容を提案する〝反転ジム形式〟を採用している。

 まずは、中高年の女性を中心として体力の衰えなどに提案を始めていく予定。使用する専用機器は、朝日インテックの開発技術を生かした300本以上のワイヤーフォーミング技術を利用しており、120種類以上の歩行力改善トレーニングができる。Webアプリは1日30分程度、動画を見ながら自分ペースでトレーニングができる設計。ラボでは70以上のチェック項目で細かく体の状態を確認。そのほか、歩行を学び、楽しむ場としてイベントや情報発信を行うコミュニティなども合わせて提案していく。

 同事業は6月よりプレオープンし、7月から本格的に開始。まずは東京 自由が丘に1店舗を設け、2025年には5店舗2000人のユーザー利用者を目指していく。

 基本料金プランは、25000円/月(税別)。

・歩行力チェック・パーソナルレッスン 1回60分程度を検討、初回はチェックをしながら2回目以降にトレーニングを提供・トレーニング機器レンタル・アプリ利用料などを含む。

料金プランは数種複数用意しており、利用者の希望を反映したプランも相談可能だ。

 同発表会では、渡辺達哉代表取締役が「専門的な知見の蓄積を生かし地域の人々のQOLを支えるサービスにしていき、予防医療、在宅ケア、リハビリなどにも専門的な知見を活かして関わっていきたい」と今後の展望を語るなど期待感あふれる記者発表会となった。

 

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