健康、美容ニーズでトマト需要高まる/カゴメ

2022年6月8日

大容量&ケースも伸長

 機能性表示食品カテゴリーにおいて、早期から機能性を表記し、トマトが持つ美味しさと健康価値を届けてきた「カゴメトマトジュース 食塩無添加 スマートペット 720ml」。トマトが持つ魅力をいかんなく発揮し、機能性飲料をけん引するロングセラー商品だ。

「カゴメトマトジュース食塩無添加 スマートペット 720ml」

 カゴメ経営企画室広報グループの榎木彩乃氏は「感染症予防によるヘルスケア意識の上昇でトマトジュースの需要が伸びています。在宅時間増で規則正しい食生活を送る人が増え、野菜摂取の重要性とそれを補うトマトへの期待感が高まっています」と語る。

 「休校や外出控えにより、3食を家族で摂る機械が増えました。バランスよく野菜を摂ることが難しい中で、飲料で補うニーズが伸び、ファミリーユースの大容量品とケース販売が特に顕著です。また、トマトジュースは料理にも応用できるので食事に近い〝素材〟としても支持を頂いています」(榎木氏)。

 元来トマトジュースは、含まれるリコピンから美容・ダイエットに対するニーズが高かった。カゴメは機能性表示食品制度の黎明期である2016年に機能性表示食品の「カゴメトマトジュース」ブランドを展開。従来の美容イメージに加え、リコピン、GABAが有する機能を表示し、LDLコレステロール対策や血圧といったヘルスクレームでより分かりやすく手に取りやすい商品へと強化されている。

 榎木氏は「常温で展開できる『カゴメトマトジュース』は、トマトが持つビューティーのニーズを活かし、美容軸での化粧品とのクロス展開の実績もあります」と併売訴求の幅広さを紹介してくれた。

 健康価値とトマトをそのまま味わえる美味しさに、機能性という〝健康軸〟と〝美容軸〟がプラスされ、アプローチの幅広さが生まれている。

 榎木氏は「カゴメは『トマトの会社から野菜の会社へ』とスローガンを掲げ、野菜全般の可能性を拡げる活動を行っています。お客様に日々の健康につながる食を届けるため、野菜の美味しさとエビデンスに磨きをかけていきます。機能性表示食品の『カゴメトマトジュース』ブランドはその思いを伝える重要なプロダクトなのです」と語る。

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