中野区、帝京平成大学との包括契約具体化へ/JAHI

2022年6月13日

店頭で「認知症ケア」「男性の孤独に寄り添う」棚を構築

一般社団法人日本ヘルスケア協会(JAHI)は先般、記者会見を開き、JAHIの健康まちづくり部会が東京都中野区役所、帝京平成大学との包括契約締結に関してコンソーシアムを組織することを明らかにした。

JAHI会長の今西信幸氏

 健康まちづくり部会は、人々の健康の維持・促進を図るため、地域を定め、そこに関係するステークホルダーを巻き込み地域ぐるみの運動体の構築を目指している。このほど、包括契約を締結した東京都中野区役所と帝京平成大学との具体策検討を行い、部会構成員企業が協力者として活動する仕組みについて議論が交わされた。

 中野区内の一定の地域を定めて、その地域特有の悩み事に寄り添うドラッグストア等の店頭における「棚」の提案を中心に検討が進んだ。

 高齢化が進む地域を中心とした「認知症ケア棚」、一人世帯が多い地域を対象とした「男性の孤独に寄り添う棚」など、ミクロなまちづくりを繰り返しながら、成功実例を水平・拡大展開しつより広い地域へのアプローチを目指す方向性を3団体で共有した。

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