6月15日号社説 インバウンド需要への期待

2022年6月17日

政府による渡航制限緩和化が進むにつれ、外国人訪日客がにわかに増えつつある。小社事務所の近い秋葉原や上野、浅草などかつて訪日客で賑わった街では再び外国人が徐々に増えつつある。コロナ・パンデミック直前のインバウンド最盛期では外国人の中でも買い物客による市場性は減速していくような予測話が多かったが、それでも訪日客が増えていけば当然、店の物は売れるようになる。インバウンド最盛期に業績を伸ばした事業者らからは花々しい過去を振り返って、改めて再来を期待する声が大変多くなってきた。秋以降の店舗向けの需要に備えて、既存製品の増産に入ったメーカーも一部にはあるほどだ。 インバウンド需要が産業界全体の底上げになることは当然であるが、過度な期待は言うまでもなく禁物だ。 前号(6月1日号)でも触れたように、インバウンド市場を最も盛り上げた中国人や台湾人など一部アジアの国々での規制の問題でなかなか訪日客大幅増まで望めない状況がしばらく続くと予測されているからである。・・・・・・続きは6月15日号ヘルスライフビジネス(電子版・紙版)にて掲載

関連記事