抗糖化のエビデンスで届出受理目指す/林兼産業

2022年9月1日

抗糖化活性、肌の弾力性など様々な機能性が特徴

林兼産業(山口県下関市)は機能性表示食品の届出も進行している美容素材ヒシエキスを供給している。

水草の一種であるトウビシの果皮を加工したヒシエキスは高い抗糖化活性が特徴。同社ではヒシエキスの研究を積み重ね、含有するポリフェノールにより糖化ストレスを軽減させるエビデンスが明らかになっている。

抗糖化活性においてはAGEsの一種であるペントシジン、CML、3DGの生成阻害活性を確認。血中糖化物への働きを確認する試験では、100㎎/日を12週間摂取することで血中のペントシジン、ヘモグロビンA1cがプラセボ群と比較して有意に減少したことが明らかになった。

また、肌に対する黄ぐすみや透明感に関する試験を実施。ヒシエキスを100㎎/日を12週間摂取してもらい、AGEs蓄積量の変化を測定した。その結果、AGEsセンサによる測定でAGEs値の低減を確認。肌のくすみや透明感に関するアンケートでは良好な体感が得られることが確認された。

別の試験では、同様に100㎎/日を12週間摂取してもらい肌の弾力性、肌戻り率の変化がプラセボ群と比較して有意に改善していることが明らかになっている。

同社ではこうした肌に関するエビデンスを蓄積しており、機能性表示食品の届出受理を目指して申請中だ。

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