特許技術を用いた球状結晶HMBCaで差別化/フィトファーマ

2022年9月12日

特許技術を用いた球状結晶のHMBCaで差別化

 フィトファーマ(横浜市中区、☏045-228-2775)では、特許製造による世界で唯一の不定形球形のHMBCaをはじめ、β-アラニン、クレアチン、各種アミノ酸、イミダゾールジペプチド(L-カルノシン)、米たんぱくなどを在庫販売している。

 HMBCaは、中国製造品と国内製造品をラインアップ。クロロホルムの管理も徹底しており、酢酸エチルの残存無も確認済み。最大の特徴としては、国内製造品において、通常針状結晶であるHBMCaを同社独自の特許技術により不定形球状結晶にすることで、流動性を著しく向上させており、製品化しやすくしている点だ。また円安などの影響で原料価格が高騰している中、国内製造品に関しては、企業努力により値上げを行わない方針だ。

 β-アラニンは、20メッシュパスの中国製造品と、60メッシュパスの国内製造品をラインアップ。同社では昨今引き合いが増加傾向にあるという。

 イミダゾールジペプチド(L-カルノシン)は、高純度の有機化学合成品で、天然由来とは異なり臭いや味、高吸湿性なども問題がなく安定性も優れていることから、製剤しやすく高配合が可能だ。2019年に厚生労働省より国内第1号で輸入許可を受け、販売を開始している。

また同社では、これら全ての素材の液クロ分析法を確立している。

 CoQ10、シアル酸、L-オルニチン塩酸塩、L-アルギニン緑茶ポリフェノール、生珈琲豆エキスなども取り扱っており、ロコモ、フレイル、サルコペニアといった高齢者向けの提案なども強化している。

新素材「β-カリオフィレン」も供給開始

このほか、今年からクローブエキスから抽出したβ-カリオフィレンの供給も開始。β-カリオフィレンには、体内のCB2受容体に作用することから、近年注目されているCBD(カンナビジオール)と同様の作用が期待されている。  同社では、原料調査の依頼も受けており、同社が持つ海外ネットワークを駆使して対応している。その結果、在庫販売の品数は現在60品目を超えている。

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