機能性表示食品の受理件数は200件以上に/常磐植物化学研究所

2022年9月16日

ベネトロン(ラフマ抽出物)をはじめ12素材で受理実績あり

 常磐植物化学研究所(東京都中央区)では機能性表示食品制度に対応した素材を豊富に取り揃えている。同社では機能性表示食品対応素材のバリエーションを充実させ、ラインアップは12素材となり、届出受理件数は211件(9月9日時点)に達する。

 自社素材の中では睡眠訴求のラフマ葉抽出物「ベネトロン(登録商標)」が受理件数76件と自社素材の中で最も多く、市場が拡大する睡眠市場で需要が高まっている。

 睡眠の質に関する研究では、睡眠に悩みや不満を持つ成人健常者を対象としたヒト臨床試験で、「ベネトロン」50㎎/日の摂取によって睡眠の質(眠りの深さ・起床時の睡眠に対する満足感)が向上する事を脳波計による客観的評価と内省評価で確認している。

「睡眠の質(眠りの深さ・起床時の睡眠に対する満足感)の向上」の表示で受理実績があり、体感性の良さも評価され採用件数が増加しているという。

今後は新たな訴求を見据えて更にエビデンスを蓄積していく考え。

また、最終製品ではサプリメントに限らず一般食品でも採用され、これまでチョコレートやゼリーなどの商品で機能性表示食品の受理実績がある。最近では新たにティーバッグでも受理され幅を広げている。

 この他の素材では、ゲッケイジュ葉抽出物「ローレッシュ(登録商標)」による届出が今年受理され、口腔ケアの分野での提案を強化している。「ローレッシュ」を用いた臨床試験では、歯周病菌に対する抗菌作用、歯ぐきの炎症改善などが確認されており、「健常な女性の歯ぐきを丈夫で健康に保つ機能があることが報告されています」の表示で届出が受理されている。機能性表示食品に対応する植物由来のオリジナルオーラルケア素材として更に注目度が高まっている。

 また、同社では自社セミナーを定期的に開催し、9月21日には「フェムケア」「オーラルケア」「生活習慣病対策」の各市場について解説する。詳細は同社HPにて。

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