【連載】人材シェアサービス「RD LINK」始動①

2021年5月6日

食品・健康産業界に新たな「働き方」を提案/RDサポート

 昨今、政府による「働き方改革」の推進や新型コロナウイルスの感染拡大によるリモートワークの一般化などによって企業や人材を取り巻く環境が大きく変化しつつある。そうした中、食と健康に特化した人材サービスを提供するRDサポート(東京都中央区)では、ウィズ・コロナ時代における新たな働き方として、研究開発を軸としたエキスパート人材のシェアリングサービス「RD LINK」(個人向けサイト法人向けサイト)を昨年3月に開始。その特長やメリット、実際の活用事例について、全3回にわたって特集する。

 新型コロナウイルスの感染拡大から1年以上が経過し、「働き方」や「キャリアに対する考え方」が大きく変化した人も多いだろう。特に、リモートワークやオンラインミーティングが急速に普及したことで人材にとっては時間を有効活用できるようになり、結果的に働き方の選択肢が大きく広がったと言える。

 そうした中、RDサポートでは食品・健康産業界では初の試みとなる研究開発を軸としたエキスパート人材のシェアリングサービス「RD LINK」をスタートし、「複業」という新たな働き方を提案している。

 「RD LINK」は、食品・健康産業界における高度なノウハウや知見・技術を有するエキスパートと企業のマッチングを行うサービス。

 リモートでの業務が中心となるため、人材にとっては時間を有効活用しながら自身の得意とする分野で知識や経験を生かしながら仕事の幅を広げることが可能となる。

 出口の見えないコロナ禍で先行き不透明な経済状況が続く中、最近ではリスク回避のために複業を選ぶ人材も増えているといい、同社としてもこうした働き方が近い将来一般的になると見ている。

 実際に、定年後やフリーランスの人材だけでなく、副業可能な企業の正社員が登録するケースも増えているという。

 一方、「RD LINK」を活用する企業にとっては、常勤雇用の難しい高度な専門人材を採用のリスクなしで活用できるのが大きなメリットだ。

 特に、機能性表示食品の企画開発や論文検索・届出業務、上市後のマーケティングなどすでに多くのプロジェクト(依頼)が寄せられており、実際に「RD LINK」の人材を活用することで商品開発に成功したという事例も増えている。

また、人材と企業のニーズを汲み取ったうえでRDサポートが間に入ってマッチングを行うため、双方にとって希望とのズレが生じにくいことも大きなメリットだと言える。

「RD LINK」では、こうしたサービスを活用することでビジネスの幅を広げたい企業・人材を広く募集しており、「『エキスパート人材のシェアリング』という新たな働き方を提案することで、食品健康産業界や日本の研究開発分野のさらなる活性化に寄与したい」と意気込んでいる。

連載第2回はこちら

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