機能性表示対応プラセンタ、低コスト化で幅広く提案

2022年10月21日

「肌の保湿」で機能性表示食品に対応、ドリンク用原料もラインアップ

 佳秀工業(北九州市若松区、☏093-701-1021)では、独自製法によって九州産の豚の胎盤から抽出した高濃度・高活性の生プラセンタエキス「バージンプラセンタ®」のエキスおよびフリーズドライ粉末の原料供給、OEMに力を入れている。

 昨年9月には「ブタプラセンタ由来ジペプチド(グリシン-ロイシン、ロイシン-グリシン、グリシン-イソロイシン、イソロイシン-グリシン)」を機能性関与成分として、「肌の保湿力(バリア機能)を保持する機能」の表示で機能性表示食品の届出も受理され、開発から届出まで一貫したサポートが可能になった。

 また、臨床研究ではメンタルヘルスの改善や抗疲労、更年期症状の緩和などのエビデンスも確認している。

 同社では、冷凍することで乾燥工程など製法の一部を簡素化し、高品質なまま低コスト化した機能性表示食品にも対応するドリンク用原料も新たにラインアップしている。また、さまざまな製品へ幅広く利用できるよう低コスト化に向け、東南アジア産のプラセンタ原料も開発していく予定だ。

 そのほか、自社工場にカード型分包のスリム個包装パウチ「Easysnap(イージスナップ)」を新たに導入。年明けの稼働を目指している。同社の「イージースナップ」は、液体やゼリー、オイルなどの剤形に適しており、食品・化粧品どちらも対応が可能。食品用途では同社が日本で唯一製造できる包装となる。

 化粧品原料では、国産の馬プラセンタを経済的コストで上市できるよう準備を進めている。同原料は馬プラセンタ特有の独特な臭いなども改善されており、使用しやすい原料となっている。

 同社では、化粧品OEMにも注力しており、化粧品開発にも精通した経験豊かな技術スタッフにより、基礎化粧品の新原料の開発から製剤化まで、ワンストップで対応できることも同社の強みの一つだ。


■佳秀工業ヘルスケア事業部:https://kasyu-biochemistry.com/

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