インデナ、新素材「ミティドール」上市

2022年10月21日

アクメラとショウガの関節向け混合ハーブ製剤

  

 インデナジャパン(東京都千代田区)は、関節対応の新素材として、アクメラ(キバナオランダセンニチ)とショウガの2種類の植物エキスを組み合わせた「ミティドール」を上市した。臨床試験で摂取10日目にして膝関節痛の軽減を確認。こうしたシャープな体感を特徴に、関節対応市場における鎮痛・抗炎症の植物由来の新規素材として差別化していく。

 「ミティドール」は、アクメラ抽出物1.9~2.4%(HPLC法によるスピラントールとして(0.3.0~0.60%)、ショウガCO2抽出物9.6~11.8%(HPLC法によるジンゲロールおよびショウガオールの合計として2.4~3.9%)で規格。推奨摂取量は350㎎×2回/日。黄色微粉末で良好な技術的特性(密度、流動性など)を有し、製剤化が容易なため、ハードカプセルや錠剤に適していることも特徴だ。

 原材料のアクメラは、インデナ本社(イタリア・ミラノ)が2019年からイタリア・サルデーニャ島で無農薬栽培したもの。日本ではインデナジャパンの働きかけにより、2021年の食薬区分改正でキバナオランダセンニチ(葉・花・茎葉)として「非医薬品リスト」に収載されている。

 2020年にイタリアで実施された「ミティドール」の1カ月間のヒト有効性試験では、2種類の異なるテスト(ウォーマック、リスホルム)で膝の機能を最適化させることを確認。また、摂取10日目での膝痛の強度に効果、QOLスコアの改善(SF‐36アンケート)、身体活動の改善、炎症を発症させる可能性のある酸化反応を適切に制御することなども確認している。

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