抗疲労に関する豊富なエビデンス/セラバリューズ

2022年11月1日

疲労感の体感、筋損傷の抑制、関節可動域など

 セラバリューズ(東京都千代田区)が供給する「セラクルミン」は疲労に関する豊富なエビデンスを持つクルクミン原料だ。

 健常な若年男子14人を対象に行った試験では、運動直後と運動12時間後にクルクミン150㎎を摂取してもらい、運動負荷後の最大筋力を調べた。その結果、摂取群はプラセボ群と比較して筋力の低下が抑制されたことが確認された。

 また、運動後96時間後には筋損傷時に多く分泌されるCK(クレアチンキナーゼ)の数値がプラセボ群より低いことから、運動負荷による筋損傷が軽減されたことも明らかになった。

 健常な男性10人を対象とした試験では、運動2時間前にクルクミン90㎎を摂取することで運動直後のBAP(抗酸化能マーカー値)が、運動2時間後に血中のグルタチオン濃度がそれぞれ運動前との比較で有意に上昇したことも確認された。

 男性30人による二重盲試験ではクルクミン90㎎を一日二回摂取してもらい、肘関節伸張性運動(曲げ伸ばし)を行った後の筋肉痛、CK、最大筋力の回復、肘の関節可動域の数値を調べた。その結果、開始時から7日間で全ての数値がプラセボ群より有意な結果となった。

 これらの結果から、クルクミン摂取によって筋力の回復や損傷の抑制に加え、関節の可動域などにも好影響を与えており、スポーツ分野での採用も期待されている。

 この他、起床時の気分や倦怠感に関しても有意な改善が確認されている。

 疲労に関連する豊富なエビデンスを持つ「セラクルミン」は「起床時の疲労感を軽減する」というヘルスクレームで機能性表示食品の届出が受理されている。すでに受理実績のある「認知機能」「肝機能」と共にトリプルヘルスクレームでの届出も受理されており、他のクルクミン素材との大きな差別化に繋がっている。同社ではSR提供による他社への届出サポートも積極的に行い、高付加価値のクルクミン原料として国内外で広く展開している。

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