アジアを中心に海外出店を加速

マツキヨココカラ＆カンパニー（東京都文京区）は、2022 年 12 月16 日開催の取締役会において、ドラッグストアを開店・運営するための事業推進を目的としてアメリカ合衆国の準州グアムに子会社を設立することを決議した。同社による米国出店は初となる。

　同グループは、アジア圏を中心とした新たな進出国の開拓によるグローバル化の更なる進展及び「マツモトキヨシ」ブランドの更なる認知向上を目指し、アジア近郊において店舗進出を検討しており、アメリカ合衆国の準州であるグアムに店舗運営及びグローバル人材育成を目的として、当社100％の子会社 「MATSUMOTOKIYOSHI GUAM（マツモトキヨシ グアム）」（名称は予定） を設立することとなった。同社による米国進出は初。

子会社の代表取締役には、マツモトキヨシ店舗運営本部ファーマシー事業部の新堀健治氏が就く。

今年5月には香港１号店オープン 10月には４号店目まで拡大

　マツキヨココカラ＆㏇は、「美と健康の分野でアジアNo.1」を目指し、国内およびインバウンドの対応、グローバル会員獲得の仕組みづくり、海外で支持される商品開発など、3,300を超える店舗展開や国内外の連携強化により蓄積されたノウハウを最大限活用し、アジア地域における事業基盤の早期確立に取り組んでいる。

同社はこれまでタイ王国、台湾、ベトナムに進出。今年5月には香港の現地法人「松本清香港股份有限公司（マツモトキヨシ香港）」を通じ香港第1号店をオープン。10月には４号店目となる基幹店「マツモトキヨシコーズウェイベイ店」を展開するなど、海外出展を加速させている。

　速度感ある海外進出を行っているマツキヨココカラ＆㏇。担当者は「グループ初の米国法人設立となるが、これまで海外出店してきた国、エリアで得た知恵や知見を活かし、早期の出店を目指していきたい。また、海外におけるグローバル人材の育成は当グループ全体が目指すもので、企業価値の向上のために欠かせないこと」と話す。