穀物の豊富なラインアップでOEM対応/種商

2022年12月22日

乳酸菌やコラーゲンなど他の機能性素材を配合する製造技術も強み

老舗雑穀メーカーである種商(佐賀県鳥栖市、tanesho.co.jp)は、自社製品の販売やOEM供給を行っている。

同社の強みは、70年以上にわたる生産農家との繋がりによる穀物素材の豊富なラインアップだ。OEMでは顧客のあらゆるニーズに合った雑穀を組み合わせ柔軟な商品設計を行っている。近年では、食物繊維やタンパク質、鉄、カルシウムなどの栄養素を摂取できるような製品設計が人気だという。

コラーゲン入り
十六穀米

同社では、穀類に乳酸菌やコラーゲンなどの機能性素材を配合できる製造技術があり、他にはない差別化ポイントとなっている。関与成分としてGABAを配合した2製品「血圧を下げるのを助ける」「一時的な精神的ストレスや疲労感を低減する」をヘルスクレームとした機能性表示食品も展開している。

さらに、品質管理も徹底して行う。穀物ならではの小さな葉や種の皮などを取り除く異物除去の工程を数回重ねて行うため、食感や見た目の綺麗さに優れ顧客からの評価も高い。

コロナ禍で家庭内の食事シーンが増えたことや人々の健康意識の高まりから、引き合いが伸びている。

血圧サポートGABA国内産
十六穀米

自社製品の「二十一穀米スティック」などといった、米と一緒に炊いて食べる雑穀米のほか、「ふわっと食感のおいしいオートミール」のように、そのまま食べられるものまで、色々な種類の穀物を取りそろえている。

雑穀は、健康維持、美容、ダイエットなどの目的で特に女性人気が高い。ごはんに混ぜて炊くだけでなく、サラダやスープ、煮物に入れて食材として利用する方も多いという。

また、リゾットなどの外食産業向け商品の需要も高まっており、フードロスの観点から、必要な分だけ使用できる冷凍食品として製造供給を行っている。

また、メイドインジャパンを強みとした海外への提案にも注力しており、現在18ヵ国に向けて販売。製造工場ではハラルマーク認証を取得しており、さらなる販路拡大を目指している。

関連記事