クルクミンなど拡販へ/サビンサジャパン

2023年1月6日

一般食品分野に向けた提案も強化

 

 サビンサジャパンコーポレーションは今年、インド産ウコン抽出物「クルクミンC3コンプレックス」(以下「C3」)、米国GRAS取得の生菌タイプの有胞子性乳酸菌「ラクトスポア」(菌数60億個/g)、黒コショウ果実抽出物「バイオペリン」などのさらなる提案を強化していく。

 「C3」は、クルクミンとその誘導体2種類を総クルクミノイドとして計95%以上で規格。抗炎症など数多くの臨床データを保有していること、米国GRASなど品質や安全性に関する各種認証の取得、世界各国での採用実績といった素材の持つブランド力が顧客から支持されている。また、欧州食品安全機関(EFSA)からノベルフード(新規食品)として承認されたオフホワイト色の還元型ウコン抽出物「ホワイトクルクミノイド」も美容向けなどでも展開している。

 「ラクトスポア」は下痢型IBS(過敏性腸症候群)改善などのエビデンス、米国をはじめ海外市場での採用実績、使いやすい価格、腸内環境サポートに関する国内特許取得などが特徴。整腸に加え、免疫サポート素材としても提案。サプリメントのほか一般食品や飲料、デザートや菓子などでも拡販していく。このほか、殺菌タイプの有胞子性乳酸菌「イミュノスポア」(菌数150億個/g(不活化前))も販売。マクロファージ活性化による免疫調節機能についての米国特許を取得しており、殺菌タイプの新規乳酸菌素材として引き合いが増えている。

 「バイオペリン」は、少ない配合量(推奨摂取量5㎎)で、同時に配合した水溶性・脂溶性問わずさまざまな成分の生体利用効率(バイオアベイラビリティ)を高める、高い体感(体が温まる)などが特徴。既存商品のバージョンアップ、より高い体感を目指した商品開発などで採用が増えている。飲料やスープへの配合提案も進めている。

 なお、同社では「C3」および「ホワイトクルクミノイド」、「バイオペリン」「ラクトスポア」を配合したコンソメ味ラスクの試作品を製造。試作品をもとにこうした一般食品分野での採用増も目指している。 

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