インデナ・小林氏インタビュー

2023年1月23日

「日本市場でのプレゼンスを高めていく」

【インデナジャパン会社概要】植物由来の原材料を研究開発・製造する創業100年を超えるイタリア・インデナ社の日本法人。ビルベリー素材「ミルトセレクト」など世界的ブランド素材を多数そろえる。

ー2022年を振り返って。

小林 2022年は、ウクライナ侵攻によるエネルギー危機などがあり、素材のソーシングや製造コスト高などを非常に心配したのですが、インデナ本社の努力によって素材の大幅な値上げや大幅な納期遅延などもなく、何とか切り抜けることができました。インデナジャパンでは、イタリア・インデナ社の長年の歴史に裏打ちされた各種素材を日本市場で展開しています。品質やエビデンスを重視する顧客に長年支持され、おかげさまで当社主力のビルベリーエキス「ミルトセレクト」も価格を維持しつつ、昨年は堅調に推移しました。

―ビルベリー以外の素材の動向はいかがですか。

小林 イチョウ葉エキスが認知機能にアプローチした機能性表示対応素材として昨年は伸長しました。当社の「イチョウハカンソウエキス」は差別化しやすいフランス製造品で、原料原産地表示でフランス製造と記載できること、優れた品質が特徴で、価格面でも十分検討できる設定にしています。それから、エンジュの花のつぼみから抽出した高吸収型ケルセチン素材「ケルセフィット」は昨年、鼻の不快感の軽減で機能性表示食品として届出受理されました。こうした機能性表示での引き合いとともに、アンチエイジング素材としてNMN、CoQ10、レスベラトロールなどとの組み合わせで採用を検討する企業も増えています。

―今年の取り組みについて教えてください。

小林 当面の目標として、SRで対応できる素材については、積極的に機能性表示食品としての届出受理実績を増やしていきたいと考えています。少なくとも今年は2素材で新たな届出受理を目指すとともに、サプリメントだけでなく一般食品分野での拡販も視野に入れています。機能性表示対応以外では、昨年上市した快眠・リラックス訴求のレモンバーム由来「レリッサ」、ショウガとアクメラの混合エキスで関節向けの「ミティドール」の提案を強化していきます。それから、今年はインデナ社の日本市場でのさらなる認知普及とブランドの再構築に取り組んでいきます。インデナ社は原料メーカーとして1世紀を超える歴史があること、自社で数多くのエビデンスを取得していること、優れた品質の素材を製造し続けていることなどが特徴です。日本市場においてはビルベリーエキス以外の素材などまだまだ認知拡大の余地はあると思っています。 競合他社と比べて、原料価格が割高であるという側面もありますが、品質面やエビデンスなどで安心して使っていただける自信があります。こうした品質面での優位性を特徴に日本市場でのプレゼンスをさらに高めていきたいと考えています。

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