ナットウキナーゼ、新型コロナに関する論文発表/セルマーク

2023年5月2日

スパイクタンパクの溶解作用を確認

セルマーク・ジャパン(東京都千代田区)は、台湾・コンテックライフサイエンス社製のナットウキナーゼ原料「nattiase」の供給に力を入れている。

血流改善作用をはじめとした豊富なエビデンスと万全な品質管理体制、競争力ある価格が顧客から高い評価を獲得。最近では、外国人観光客の受け入れ緩和に伴い、インバウンド向けの引き合いが増加しているという。

昨年9月にはFSSCおよびISO取得の新工場が稼働し、供給キャパは従来の2倍に拡大。新工場は製造からパッキングまでの全工程でクラス7のクリーンルームを使用するなど、厳格な品質管理を徹底している。

原料のラインアップは、2万FU/gを中心に4~6万FU/gの高活性品も取り扱う。最近では、賦形剤に難消化性デキストリンを使用したグレードの取扱いも開始した。

「nattiase」の機能性については、これまでに血流改善・抗血栓作用をはじめ数多くのエビデンスを取得しているが、最近の研究では新型コロナウイルス(SARS‐CoV‐2)のスパイクタンパク質を容量・時間依存的に溶解する作用が城西大学およびコンテック社との共同研究で明らかになり、ヨーロッパの学術誌「molecules」に論文が掲載された。引き続き、COVID-19の感染予防に関する可能性について掘り下げていく考え。

このほか、台湾国立大学が健康な男女55人および同大学に所属する運動選手26人を対象とした2件の臨床試験で血圧上昇の抑制や血流改善、抗酸化酵素(SOD)の活性化、血栓溶解などの作用を確認。マウスを用いた試験では、アルツハイマー病の原因となる脳内のアミロイドプラークを溶解する作用が示唆されており、抗アルツハイマー作用についても注目されている。

今後は筋肉組成に与える影響など、スポーツニュートリションとしての可能性も検討していく。

また、同社では新たなプロバイオティクス素材として納豆菌のフリーズドライ粉末(1g当たり約500億個の納豆菌を含有)の取扱いを近く開始する予定だ。

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