NMN3g/日配合の新商品を披露

NMNサプリメント「INFINIXX（インフィニクス）」シリーズなどを販売するノルデステ(東京都足立区)は、5月29日付で「阿部養庵堂薬品」( https://www.abeyoando.co.jp )に社名変更を行った。

今月9日には、東京・丸の内の日本外国人特派員協会で記者懇談会を開催し、新社名に込めた決意や新ブランド商品のラインアップ、さらにNMNを用いたヒト臨床試験の結果を紹介した。

同社の阿部朋孝社長は「当社の創業の歴史は初代・阿部養庵が越智松平家の藩医に着任した1731年に遡る。明治時代には調剤薬局、昭和・平成期には健康食品原料の卸売を生業とし、290年にわたって人々の健康のために挑戦を続けてきた。こうした歴史を胸に、これからも皆様に若さと健康を提供し続けていく」と決意を表明。

同社の歴史が息づく新商品として、１日当たり3gのNMNが摂取できる「養庵堂NMN90000」および「養庵堂NMN30000」を披露した。

また、徳島大学社会産業理工学部の宇都義浩教授は、「NMN90000」と同量となる3g/日のNMNを用いたヒト臨床試験の結果を報告。被験者19人に28日間摂取させたところ、血中NMNおよびNAD＋濃度の上昇、コレステロール値の低下、善玉ホルモンといわれるアディポネクチンの増加などが認められた。

なお、従来の臨床試験では2g/日が最大量とされてきたが、医師の最終判定で副作用などの異常は認められず、3g/日の摂取でも安全であると結論付けた。同時に、今後はサーチュイン遺伝子の発現量や認知機能、視機能などの身体的な機能に与える影響を深堀りしていく必要があるとした。