独自機能性成分「RAP99」配合の関節サプリ/ティーエフケイ

2023年6月22日

マウスの脾細胞増加や各種免疫細胞増加を確認

ティーエフケイ(神戸市兵庫区、☎078-652-0203)は独自機能性成分「光合成細菌RAP99」を配合した機能性表示食品「関助玉(かんすけだま)」を販売している。

 同社は、環境浄化事業を軸として1962年から半世紀以上にわたり、微生物に関する研究を進めてきた。そのなかで、着目したのが「光合成細菌RAP99」である。

同成分は、免疫細胞・マクロファージの働きを高める「LPS」の新しい構造を持つことが認められ、2020年物質特許を取得。これまでに多数のエビデンスを取得してきた。

 北海道大学と共同で行ったマウス試験では、「RAP99-LPS」を投与した後、脾臓での免疫細胞数の変化を調べた。その結果、マウスの脾細胞増加を確認。また樹状細胞やマクロファージ、NK細胞などの自然免疫系の免疫細胞のみならず、活性化ヘルパーT細胞や活性化キラー細胞などの獲得免疫系の免疫細胞の増加も確認された。

 このほか、マウスの黒色腫細胞を用いたがん細胞の移転抑制作用の研究では、「RAP99-LPS」投与マウスでの転移の抑制が明らかとなっている。

 2000年以降、本格的に健康事業をスタートした同社では、RAP99の100%のカプセルや乳酸菌とブレンドした腸内環境改善向け製品など、多彩な商品を販売している。

 今月5日に新発売した「関助玉」は、非変性Ⅱ型コラーゲンを機能性関与成分として「ひざ関節の柔軟性・可動性をサポート」する。

RAP99は、抗炎症薬のインドメタシン同等の抗炎症作用も確認されており、「非変性Ⅱ型コラーゲンとRAP99を配合することで、消費者からのお悩みの声に対応できる体感性の高い製品が完成しました」(同社)と話す。

 現在自社サイト、ECサイトを中心に商品を販売しているが、卸販売にも対応。今後は代理店などを通じた販売を強化するとともに、神戸発の次世代微生物素材「RAP99」の研究及び製品提案を強化していく方針だ。