孤独とフレイルの関係を示唆/日本老年医学会

2023年7月10日

「フレイル」テーマにカーブスとシンポ共催

日本老年医学会(東京都文京区)は6月16,17,18日の三日間、パシフィコ横浜にて「第33回日本老年学会総会」を開催した。

 合同シンポジウムでは、カーブスジャパンを共催に「フレイルの多面性と予防―特に運動・ポピュレーションアプローチについて」が行われた。

 シンポジウムでは、名鉄病院の葛谷雅文院長、筑波大の山田実教授、筑波大大学院の久野譜也教授、国立長寿医療研究センター研究所の土井剛彦室長、東京大の飯島勝矢教授が登壇し、フレイルになりやすい人の特徴や、フレイルの定義、フレイルにおける運動の必要性および解決策を解説した。

 中でも、孤独を感じると将来フレイルになりやすいとされ、文化活動・ボランティア・地域活動によって、社会に「居場所」を作ることが大切であるとされた。また、社会活動を活発化させることによって、栄養にも運動にもつながり、一番のポピュレーションアプローチになると解説した。