JARI社製国内造粒NMN、豊富な安全証明で差別化/日本バルク薬品

2023年10月11日

造元や製造方法、安全証明書などのデータを全て公開

          JARI社 連雲港工場

日本バルク薬品(大阪市中央区:nippon-bulk.co.jp)は中国のJARI Pharmaceutical社が製造する「発酵NMN」の国内造粒品を供給している。同社では、製造元や製造方法、安全証明書などのデータを全て公開することで、安心・安全で透明性の高いNMN原料として差別化を図る。

製造には、厚労省が食品として認めるNR(ニコチンアミドリボシドクラロイド、自社製造)を培地に、ビール酵母による発酵法を用いている。

JARI社の連雲港工場は中国政府によるNMN製造の認定を得ており、米国FDA、中国医薬GMP認定、ⅽ-  GMP認定、江蘇省環境保護宣誓工場、FSSC22000、ISO9001、ハラール、コーシャなどの認証を取得済み。主にビタミン類等を製造する医薬原料工場で、清浄度クラス8を満たすクリーンルームで製造する。

安全性においては、米国FDA GRASガイドラインに準拠した疑似実験にて毒性と吸収性を確認、米国SA‐GRAS認証、LD50の毒性確認試験、90日反復投与試験、AMES(復帰突然変異試験)、6ヵ月加速度安定性実験での2年以上の品質と色調の安定性を確認、非医薬品リスト該当品、遺伝子組み換え酵素不使用などの豊富なデータで証明する。

JARI社製NMN中間体の輸入後には国内の工場で造粒加工を行う。粒度は30メッシュ、嵩比重は0.50~0.75g/㎖と、ずっしりと重く加工性に優れた素材に仕上げている。また、日本食品検査にて純度試験(規格値99%)を行い、品質管理を徹底する。 

今年5月より国内造粒品の取り扱いを開始したことで、大幅な値下げも実現し、引き合いは増えている。JARI社製NMNは、米国の大手サプリメントメーカーからの採用実績もあり、各国において品質や安全性を重視する顧客から高い信頼を得ている。

また、中国への輸出に必要な書類を提供し、越境EC向け輸出サポートも行う。