茶花エキス、中性脂肪などで機能性表示へ届出中/岩瀬コスファ
「取り込まない」「貯めない」「分解」の3つの特徴で提案強化
岩瀬コスファ(東京都千代田区、☏03-6841-3456)では、抗肥満対応素材として、独自原料「茶花乾燥エキスIC」を取り扱っている。
同品は、さまざまな茶花を選別し、有効成分が多い中国福建省産の茶花を使用。茶花には特有の成分である「チャカサポニン」が含有されておりその薬理活性が注目されている。
ヒト臨床試験では、ランダム化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験にて、茶花エキス0mgと100mg(チャカサポニンとして0.85mg)含有錠剤を、空腹時血中中性脂肪値やや高めの者を含む健康な成人男女28人に単回摂取を実施。その結果、食後血中中性脂肪の上昇抑制や中性脂肪の脂肪吸収抑制に関して有意差を確認している。
長期摂取試験も実施しており、茶花エキス0mg、100mg、300mg含有錠剤をBMI23~30㎏/㎡の成人健常者に12週間摂取させたところ、内臓脂肪面積変化量、皮下脂肪面積変化量、ウエスト周囲径変化量、体重変化量などで有意差を確認した。
これら試験はすべて自社で実施しており、同社では現在、中性脂肪や体脂肪に関連するヘルスクレームにて機能性表示食品として届出中だ。
また、チャカサポニンの機能性に関する作用機序についても確認しており、脂肪の吸収抑制については、チャカサポニンが脂肪分解酵素である膵リパーゼの活性を阻害していることが分かっている。さらに、チャカサポニンの作用機序として、脂肪の蓄積抑制・分解促進も確認されている。
茶花乾燥エキスには、こうした「取り込まない」(阻害)、「貯めない」(蓄積抑制)、「分解」(分解促進)の3つの特徴があり、さらに摂取量が少量(100mg)であること、水溶性で剤形を問わず利用できることなども大きな強みとなっており、幅広い提案を可能にしている。
同社では、今後も自社独自原料の提案強化と並行して、機能性表示食品対応素材のSR作成などのサポートも強化していく方針だ。