一般食から健食まで広く提案/坂田信夫商店

2023年11月7日

加工ライン増設し外食向け供給量も強化

 自社独自品種である「黄金しょうが」を用いた商品を展開する坂田信夫商店(高知県香美市)では健康食品、外食に向けた提案を強化している。

 生姜の生産が盛んな高知県内でもトップクラスの生姜生産量を誇る同社では、生姜の栽培から商品加工、出荷までを一貫して自社で行う。加工では粉末や刻み、ペーストなどの形態に対応し外食向けに提供している。同社担当者は「最近では外食での採用が増えている。新たに加工ラインを増設したため今後は外食向けの提案を強化していきたい」と話している。

 また、トレーサビリティが可能なシステムを導入している同社では徹底した品質管理によって高品質な生姜の生産を実現している。生姜の生育は人の目と機械により管理され、収穫作業は人の手によって一つ一つ丁寧に行われる。同社ではこうした生産背景も情報発信していきたいと話す。

 健康食品向けに提案している「黄金しょうが粉末」は、黄金しょうがを粉末化することで生姜由来の成分が増加している。生鮮の黄金しょうがと比較してジンゲロールを9倍、ショウガオールは60倍に増加させている。機能性表示食品としても受理実績があり、黄金しょうが粉末と赤香しょうが粉末をブレンドした「あったか小町(届出及び販売は龍泉堂)」が「末梢部位の体温を維持する機能」のヘルスクレームで届出が受理されている。

 「発酵黄金しょうが粉末」は、グルコースを使用した特許出願中の独自製法で、発酵させることによりショウガオールを約8倍(粉末比、生鮮生姜比較は480倍)に増加させた。

 同社ではこれらの素材を近年注目されている女性向けにも提案を拡げている。


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