インシップが第二審も勝訴

2023年12月15日

「ノコギリヤシ」広告の差し止め巡る訴訟で

適格消費者団体の「特定非営利活動法人 消費者ネットおかやま」が健康食品の販売事業者であるインシップ(千葉県浦安市)に対して行った広告差し止め請求について、広島高等裁判所は第一審の判決を支持し、消費者ネットおかやま側の訴えを棄却した。

消費者ネットおかやまでは、インシップが販売するサプリメント「ノコギリヤシエキス」の新聞広告が頻尿改善に効果があると消費者に誤認を与えるものだとし、景品表示法の優良誤認表示が認められるとして2020年に差止請求を行った。

昨年9月に岡山地方裁判所で行われた第一審では、「具体的な疾病名や医薬品的な効能効果が表示されていない」「『早めにスッキリした』、『寒い時期も乗り切れそう』などと抽象的な表現に留まっている」、さらに「ノコギリヤシの頻尿改善効果を肯定する研究報告等も相当数見られる」などとし、「直ちに優良誤認に当たるなどということはできない」と判断。消費者ネットおかやまの訴えを退けていた。


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