ローズマリーエキス、抗ストレスで機能性準備/ニップン

2024年1月23日

 ニップン(東京都千代田区、℡03・3511・5357)は、抗ストレスの臨床データを持つ「ニップンローズマリーエキス」の供給を開始した。同素材と「オリーブ果実由来マスリン酸」、それぞれ、新たな機能性表示への取り組みを進めている。

 「ニップンローズマリーエキス」はストレス緩和成分であるロスマリン酸、カルノシン酸、カルノソールの3成分を高濃度で抽出した粉末素材。ロスマリン酸2・5%以上、カルノシン酸+カルノソール4・0%以上を規格しており「ロスマリン酸だけでなく3成分で規格している点が大きな特徴」(担当者)だという。

 神経細胞突起伸長比率を比較した細胞試験では、成分単体よりもロスマリン酸+カルノシン酸において伸長率が増加。相乗効果が確認されている。

 ヒト試験では、プレ試験において、摂取量依存的にストレス軽減傾向があることを確認。また、健常者44人をニップンローズマリーエキス240mg(ロスマリン酸6mg、カルノシン酸+カルノソール8mg/日)摂取群と、プラセボ群に分け4週間摂取させ抗ストレス評価を行った試験では、2週目時、4週目時ともに有意なストレス軽減が明らかとなった。機能性表示に関しては、届出を開始している。

 「加齢によって衰える筋肉量の維持」で表示実績を持つオリーブ果実由来マスリン酸も、「握力」に関する機能性表示で年度内受理を目指す。