小林製薬、紅麹の意図しない成分はカビ毒の一種

2024年3月29日

「プベルル酸」が含まれていた可能性を示唆

 小林製薬(大阪市)は3月29日、同社紅麹に関する一連の問題についての会見を開き、この中で一部の紅麹原料に同社の意図しない成分が含まれていたことについて、その成分がカビ毒の一種「プベルル酸」である可能性を示唆した。なお、プベルル酸と腎疾患などの健康被害との因果関係などは不明とし、プベルル酸や他の物質も含めて、国立医薬品食品衛生研究所などと調べていく。

 また、紅麹商品の自主回収後、紅麹以外の同社サプリメントの店頭での販売状況について「悪化しているということは把握している」と小林章浩社長は述べた。会見は質疑応答も含めて4時間30分にも及んだ。

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