「メイドイン沖縄」の藻類素材を提案/金秀バイオ

2024年6月13日

フコイダンの製造能力増強へ

金秀バイオ(沖縄県糸満市)では、主力素材のオキナワモズク由来フコイダンや微細藻類・ラビリンチュラなど、「メイドイン沖縄」の藻類素材の提案を強化している。

オキナワモズク由来フコイダンは、免疫賦活をはじめとした豊富なエビデンスが評価され、国内のみならず東南アジアなど海外での展開も好調だ。

最近では、独自のリポソーム化技術によってフコイダンの吸収性向上が期待できる「ナノリポソーム化フコイダン」の提案にも注力。今春には自社ブランド「ナノリポ」シリーズを立ち上げ、自社製品のラインアップを拡充していくとともに、ナノ化フコイダンの原料供給およびOEM供給にも力を入れていく。

フコイダンの需要増加に伴って抽出設備やスプレードライヤー、リポソーム化設備など製造ラインの増強に取り組んでおり、今夏以降、フコイダンの供給力は約2倍となる見通しだという。

一方の自社一貫生産体制を確立した微細藻類「ラビリンチュラ」については原料・OEM供給を本格的にスタート。健康食品原料ではラビリンチュラからDHAを抽出したものが一般的だが、同社の原料は藻体をまるごと粉末化していることが特徴。サプリメントのほか、一般食品への配合も提案している。

さらに同社では、ラビリンチュラ粉末の生理活性機能に着目し、すでに学術機関との共同研究を実施しており、藻体のまるごと摂取による健康効果のエビデンス創出を目指している。

また、自社工場で培養しているため、天候などの影響を受けず安定生産が可能なことから、SDGsに貢献する原料としても期待されている。

自社製品では、フコイダンやラビリンチュラなど6種類の藻類素材を配合した「沖縄マルチアルジ」【写真】を昨年6月に発売。国内外での販売拡大を目指していく。


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