マカ、更年期の臨床データが注目/ラティーナ

2024年11月22日

新たな試験結果も年内公表へ

ラティーナ(東京都大田区)は、フェムケア対応素材として「マカエキス末BG1.2」の提案に注力している。

2016年にはヒト臨床試験で更年期障害の改善効果を確認しているが、同社ではこのほど新たに実施したヒト臨床試験が完了。その成果は年内にも公表される見通しだ。

国内市場においては「マカ=男性の滋養強壮」のイメージが強いものの、近年はこうした女性向けのエビデンスが認知されるようになり、女性の健康を訴求する製品にマカが採用されるケースも増えつつあるという。

マカにはビタミン、ミネラル、アミノ酸、さらにはベンジルグルコシノレートをはじめとしたフィトケミカルが豊富に含まれ、原産国のペルーでは老若男女問わず食されていることから、同社としても女性ユーザーの獲得に向けてマカの有する機能性の認知拡大に注力してきた。

過去に実施した臨床試験では「BG1.2」を8週間摂取することで血中エストロゲン濃度の上昇および「睡眠障害」「ほてり」「イライラ」「疲れやすい」といった症状の改善効果を確認しており、更年期障害やPMS(月経前症候群)対策、妊活サポートなどの用途で提案を行っている。

新たに実施した臨床試験では「こうしたエビデンスの信頼性をさらに高める結果となった」(担当者)といい、独自のエビデンスを武器に他素材との差別化を図っていく。

このほか、同社ではビタミンCを高含有するカムカム、更年期障害の改善作用が報告されているスーマ(パフィア)やアグアヘなど、個性豊かな南米素材を取り扱う。


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