「LPS」で機能性表示目指す/自然免疫応用技研
2026年6月12日
「目鼻の不快感軽減」で届出中
自然免疫応用技研(香川県高松市)は、「免疫ビタミン」と言われるLPS(リポポリサッカライド)のパイオニアとして20年に及ぶ製造販売および研究開発実績を積み重ねてきた。
LPSとは、自然界に数多く存在するグラム陰性菌の細胞壁を構成する成分。日本語ではリポ多糖と呼ばれ、免疫細胞のマクロファージを活性化させることで免疫力を高める効果が知られている。
同社では、イネや小麦、リンゴなどの植物に共生するパントエア菌を原料にLPSを製造しており、LPSの物性や製法、用途などについては複数の特許を取得している。
最近では、軽度のアレルギー体質を持つ男女63人を対象とした臨床試験で目鼻のアレルギー症状抑制効果を確認した。なお、本試験は花粉の飛散時期である1~4月に実施されたため、LPSが花粉やホコリ、ハウスダストによる目や鼻の不快感を軽減したと結論付けている。
現在は「目や鼻の不快感軽減」とのヘルスクレームで機能性表示食品の届出を行っており、早期の受理を目指していく。
同時に、今年度は認知機能に関する予備的な人臨床試験も進行中。認知機能に関しても、将来的には機能性表示食品の届出も視野に入れているという。
このほか、LPSの機能性については、免疫賦活・抗腫瘍、美肌・アトピー性皮膚炎の改善、感染症予防、認知機能改善、高脂血症・糖尿病予防などの効果を確認している。
豊富なエビデンスが評価され、最近では国内のみならず海外からの引き合いも増えているという。 同社のLPSは米国のNDI (新規栄養成分)およびSelf‐GRAS認証を取得しており、海外向けの提案にも一層注力していく方針だ。
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