【原料相場】コエンザイムQ10、細胞ケアで脚光
2026年6月17日
酸化型:5~8万円/㎏ 還元型:15~25万円/㎏
コエンザイムQ10(CoQ10)は疲労対策や抗酸化作用への関心の高まりを背景に認知が拡大し、2000年代前半には“CoQ10ブーム”とも呼ばれる市場拡大を見せた。ブームとともに中国メーカーによる低価格な酸化型CoQ10原料の流通が進み、国内市場でも広く採用されるようになった。さらに2000年代後半には、体内で利用されやすい還元型CoQ10が登場。アンチエイジングや美容、スポーツニュートリション分野などでも注目を集め、市場の高付加価値化が進展した。
近年アンチエイジングの分野では、“細胞からケアする”という概念が重要視されるようになり、ミトコンドリア機能の活性や細胞内でのエネルギー産生に関与する素材として、CoQ10への関心が再び高まりつつある。
酸化型CoQ10は、主に中国産輸入原料が市場の中心となっており、原料相場は5万円/㎏〜8万円/㎏程度とみられる。
一方、還元型コエンザイムQ10については、長年にわたり特許に基づく限定的な供給体制が続いてきた。機能性表示食品としての展開も進み、疲労感やストレスの軽減、睡眠の質向上、肌のうるおい維持などを訴求した届出が約50件(撤回含む)受理されている。
また近年では、中国産の還元型CoQ10原料も国内市場に流通し始めており、市場価格は二極化の傾向を見せている。さらに、水溶化技術などを活用した高付加価値原料を提案するサプライヤーも登場しており、用途提案の幅も広がっている。還元型CoQ10の原料相場は、15万円/㎏〜25万円/㎏程度と推測される。
↓↓↓ 購読(電子版・紙版)のお申込みは以下よりお願いします ↓↓↓