ダイエットサポートアプリの効果を科学的に実証

2022年12月2日

筑波大と共同でヒト試験を実施/リンクアンドコミュニケーション

 リンクアンドコミュニケーション(東京都千代田区)は11月10日、筑波大学と行っている共同研究で、ダイエットサポートアプリによる体重減少効果が科学的に実証されたことを発表した。

 同研究は、2020年12月~2021年2月の期間で、過体重または肥満傾向にある20~65歳の企業の従業員141人を対象に、同社が提供しているヘルスケアアプリ「カロママプラス」を用いて検証を実施。

 ダイエットサポートアプリを使う群(介入群)と使わない群(対照群)にランダムに分け、介入群は3カ月間アプリを使用し、AIによるアドバイスのもと生活習慣の改善に取り組んだ。対照群はこれまで通りの生活を継続。介入期間前後の体重比較にて、介入群では-2.4±4.0㎏の体重変化が見られた一方で、対照群は-0.7±3.3㎏に留まった。関連する複数の変数で調整した共分散分析の結果、両群間には-1.60㎏の有意な群間さが認められ、同アプリの使用が体重原料に有効であることが示唆された。

 同社では、今回のデータをさらに解析し、最適なアドバイスの提供タイミングについても検討し、より詳細に検証を進める予定だ。

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