顕著な美容効果・天然ヒト型セラミド/ジェヌインR&D

2023年2月9日

 素材開発や受託製造などを行うジェヌインR&D(福岡市東区、☏092-410-0662)では、特許技術で醸造発酵粕から精製した「天然ヒト型セラミド」の原料供給およびOEMを行っている。

 人の肌には342種類のセラミドが存在しており、天然ヒト型セラミドには20種類含まれている。炭素数が24と長く極長鎖セラミドとなっていることから、分子が長く安定して水分を留めることができるため、植物性セラミドや合成ヒト型セラミドと比べ、高い保湿力を持っている。セラミドは加齢に伴い減少し、特に30歳以降は顕著に減少していくことが分かっており、また、加齢とともに減少するセラミドは、人が内部で作ることに時間がかかるため、外部より経口及び経皮にて補給する必要がある。同品は、こうした課題にも適したセラミドとなっており、同社では食品・化粧品それぞれに対応した規格をラインアップしている。

 九州大学との共同研究では、アンチエイジングのキー遺伝子として注目されているサーチュイン遺伝子のSIRT1とSIRT3の発現量が顕著に増加していること確認。活性酸素除去、抗糖化(美白)、紫外線損傷修復などの効果が期待できる。また、30~70歳の健康な成人42人を対象としたサプリメントによる二重盲検ランダム化並行群間比較試験では、プラセボ群と比較して、2mg/日摂取群と10mg/日摂取群ともに経皮水分蒸散量(頬・腕)が低下したことから、肌の柔軟性向上作用を確認。抗疲労感試験POMSでも有意差を確認するなど、幅広いシーンに提案できる原料となっている。

 一方、化粧品用途に関しては、頬などへの塗布試験で、キメ、毛穴、シミ、赤味などへの有意性を確認している。

 同社では、こうした独自原料の供給のほか、自社ブランド製品の販売、食品加工残渣から機能性成分を抽出する受託サービスなども行っており、今後も高い技術力と確かなエビデンスを基に取り組みを強化していく。


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