「ヤクルト1000」好調も中国事業苦戦/ヤクルト本社

2024年2月26日

第3四半期、5.4%増収の3877億円

ヤクルト本社(東京都港区)は9日、2024年3月期の第3四半期決算を発表。売上高は前年同期比5.4%増加の3877億2100万円、経常利益は8.7%増加の689億7600万円となった。

国内の飲料および食品製造販売事業部門では、機能性表示食品の「Yakult1000」および「Y1000」が引き続き好調に推移。これらを合わせた「ヤクルト1000」シリーズの販売数量(1日当たり)は32.4%増加の318万9000本を記録した。

一方、「Newヤクルト」シリーズは12.9%減少の371万5000本、「ヤクルト400」シリーズは15.2%減少の206万3000本となり、同部門の売上高は6.6%増加の1916億1400万円となっている。

海外部門では、米州地域が28.6%増加の614億5200億円、ヨーロッパ地域が3.4%増加の76億4300万円となったが、アジア・オセアニア地域では中国経済の回復の遅れや消費の鈍化が影響し、4.9%減少の1049億4200万円となった。


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