室町ケミカル 健康食品事業から完全撤退

2025年6月18日

ゼリー製造は来年3月に終了

 室町ケミカル(福岡県大牟田市)は6月13日に行われた取締総会で、健康食品事業から撤退することが決議された。

 同社では、これまで健康食品事業を医薬品事業・化学品事業とともに主力事業と位置づけ、OEM品の開発・製造を中心に業績拡大に向け事業を行っており、近年は新規の大型OEM品の取り扱いが始まるなど売り上げは順調に伸長していたが、原材料費や動力費が高騰する中、開発に対するコスト増や製造量が安定化しないことなどから収益改善に限界が見えてきたとしている。

 また、医薬品事業・化学品事業において、迅速な製造能力の増強と目的とした人員や製造スペースなどの拡充が求められており、今回の健康食品事業の撤退で、人員の再配置を行うことも決議された。

 同社は、今後の事業撤退スケジュールとして、2026年5月末の事業撤退完了に向け、2026年3月末に健康食品ゼリー製剤の製造終了、4月末に販売終了を予定している。同社では健康食品事業でのみゼリー製造を行ってきており、ゼリー製造に関する機器の処分などについては、今後どうしていくか検討していくとのことだ。


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