ワクチン接種で薬剤師の職能活きる

2021年5月27日
ワクチン接種で薬剤師の職能活きる

ワクチン接種で薬剤師の職能活きる

新型コロナウイルスと戦う医師や看護師の献身性が報じられる一方、同じ医療従事者である薬剤師がクローズアップされることは極めて少ない。ワクチン接種における人手不足の解消に向け薬剤師の医療行為を認めさせようとする議論も、日本の医師法の壁を超えることは難しく、現実的ではない。ではこの国難に薬剤師の出る幕はないのか。答えは NO だ。

トモズの薬剤師次々手を挙げる

首都圏を中心に調剤併設型ドラッグストアを運営するトモズは、自治体の要請に応えワクチン接種会場に薬剤師を派遣し、接種の効率向上に貢献している。同社は今年 2 月、「ワクチン接種に薬剤師を派遣できるか」と問われた自治体のアンケートに、「可能な限り派遣する」と回答。社内公募で実に 107 人の薬剤師が手を挙げた。先の GW にも計 5 人を派遣し、ワクチンの解凍、希釈、注射器への注入をおこない、「医者は注射を打つだけ」という状態をつくってきた。





目黒区の会場で作業にあたるトモズの薬剤師

この行為は普段の調剤業務で活かす場面は少ないが、法が認めた薬剤師の仕事である。6 年制導入後は実務実習でも経験しており、手を挙げた 107 人中 47 人は、6 年制を卒業した新人薬剤師だという。自治体・薬剤師会からの応援要請も増え、5月は延べ 200 人以上を派 遣している。会社もこれを全面的にバックアップし、若い薬剤師らに得難い経験を積ませている…

(続きは6月1日発刊の月刊H&Bリテイル6月号をご覧ください)