連載:SOOデータから読み解く!① 機能性表示食品飲料〜前編

2021年4月19日
連載:SOOデータから読み解く!① 機能性表示食品飲料〜前編

連載:SOOデータから読み解く!① 機能性表示食品飲料〜前編

リピーター率が高い商品の伸び代に期待

今号からSOOによるデータを使いながら、ヘルスケア市場を展望する連載企画「SOOデータから読み解く!」がスタートする。第1回目は機能性表示食品飲料の売上金額ランキングとリピーター率(カテゴリーやブランドの購入者の内、2回以上購買した人数の割合)ランキングを比較してみた。ともにトップ30まで。このデータはSOOに加盟する既存店1,286店舗のID-POSデータから算出されたものであり、2021年2月の月間データだ。

売上金額上位に目を向けると、トップ3には「伊藤園お~いお茶濃い茶」の規格違いが独占、4位には「カゴメトマトジュース食塩無添加Sペット720ml」、5位には「キリンイミューズヨーグルトテイストPET500ml」と、メーカーによるメディア展開とドラッグストアによる売り場づくりのシナジーが発生し、好調な販売をみせている商品がランクインしているのが分かる。

一方でリピーター率のランキングには、1位が「アサヒ十六茶プラス3つのはたらきPET2l」、2位には「アサヒ十六茶プラス3つのはたらきPET2l×6」がランクイン。ともに売上金額ランキングには入らない規模の売上高ではあるが、リピーター率が40%を超えており、3位以下を大きく引き離している。「アサヒ十六茶プラス3つのはたらき」は昨年3月に上市された商品であり、1年経過した現在でもこの商品に価値を見出した根強いファンが継続的に購入しているということが読み解ける。

この他にも金額ランキングには入っていないが、リピーター率が高い商品は多い。「月刊H&Bリテイル」はこうした商品を、潜在的なニーズがあり、育成によっては今後の伸び代に大きく期待ができる商品と位置づけたい。ドラッグストアは、今回のリピーター率ランキングに入っている商品を意識しながら、「リピーターの輪を広げていく」という切り口で訴求していくのも面白いだろう。

次回後編として、リピーター率ランキングを性・年齢別などさらに深掘りしたデータを用いて、機能性表示食品飲料の市場を読み解く予定だ。