LPS、機能性表示対応で引き合い増加/自然免疫応用技研
「目鼻の不快感軽減」で届出受理、少量で機能性を確認
自然免疫応用技研(香川県高松市)は、「免疫ビタミン」と言われるLPS(リポポリサッカライド)の研究開発および原料供給につい
て20年以上の実績を持つ。
今年9月には「花粉、ホコリ、ハウスダストなどによる目や鼻の不快感を軽減する機能があることが報告されています」とのヘルスクレームで機能性表示食品の届出が完了。LPSを機能性関与成分とする初めての届出受理となり、新規の引き合いも増えているという。
LPSは日本語で「リポ多糖」と呼ばれ、グラム陰性菌の細胞壁を構成する成分の一種。同社ではイネや小麦、リンゴなどの植物に共生するパントエア菌由来のLPSを供給しており、その物性や製造方法、用途などについては複数の特許を取得している。
その機能性に関しては、LPSを経口摂取することで自然免疫に関与するマクロファージを活性化させる効果が明らかになっており、これまでにヒト試験を含む数多くのエビデンスを蓄積してきた。
軽度のアレルギー体質を持つ男女63人を対象とした臨床試験では、1月中旬から4月上旬にかけて被験者にLPS配合食品もしくはプラセボを8週間摂取させたところ、LPS摂取群では抗アレルギー薬使用量の有意な抑制効果が確認された。
本試験はスギおよびヒノキの花粉が飛散する時期に実施されたため、LPSが花粉やホコリ、ハウスダストによる目や鼻の不快感を軽減したと結論付けている。
1日当たりの摂取目安量は50㎎(LPSとして500㎍)/日と設定しており、乳酸菌やキノコ類など他の免疫サポート素材と比べても少ないため、処方設計上の負担となりにくいことも大きなメリットだ。
なお、LPSについては米国のNDIおよびself‐GRASを取得しているほか、現在はFDA‐GRASの取得も準備中。将来的には米国をはじめとした海外市場の開拓も目指していく。
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