「Ｌ-92乳酸菌」供給に積極姿勢/アサヒG食品
2023年1月31日
川原社長が事業方針説明会で表明
アサヒグループ食品（東京都墨田区）は１月26日に都内で事業方針説明会を開催した。
２０２２年の振り返り、「ミンティア」「ディアナチュラ」「一本満足バー」など主要ブランドが出荷金額ベースで全てプラスの業績となった。
「ミンティア」はコロナ禍の影響で２年連続減収となっていたが２２年から回復軌道に乗り、対前年比で１０３％となった。「ディアナチュラ」も、生活者の健康意識の高まりを受け対前年比１０６％と着実な成長を遂げた。
その上で、昨年制定した長期ビジョンを追求し、サステナビリティを推し進める。環境、人、コミュニティを事業基盤とし、食と健康の課題解決で「心と体の健やかさ」の実現に貢献する方針だ。
グループ全体で『Ｌ―９２乳酸菌 』を展開
昨年12月21日に届出受理された「Ｌ-92乳酸菌」を関与成分とする免疫に関わる機能性表示食品について川原浩社長は「免疫機能という社会的関心の高いカテゴリーで需要に応えられる商品を展開する。『Ｌ―９２乳酸菌』はアサヒグループ全体で届出受理が進んでおり、具体的な販売時期や商品ラインアップは満を持してお伝えしたい」と期待を持たせた。
「Ｌ-92乳酸菌」の原料供給およびＯＥＭ展開の可能性については「一般論としてはどんどんやっていきたいが、具体的な計画はこれから。コラボレーションは非常にオープンに進めていきたい。われわれの素材の強みは『酵母』と『乳酸菌』だが、それ以外の様々な素材や技術の強みを持っている企業はたくさんある。その領域を私たちがゼロからチャレンジすることは、現在のスピード感では難しい。ぜひ当社にない強みを持った企業と協力しながらよりよいものを提供していきたい」と意気込みを語った。
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