「葉酸代謝物」など新素材を準備/セルマーク・ジャパン

2023年7月13日

セルマーク・ジャパン(東京都千代田区)は、主力素材であるナットウキナーゼやNMNに加え、取扱い素材のラインアップ拡充に向けて準備を進めている。

特に、同社が期待を寄せているのが葉酸代謝物「マグナフォレイト」(登録商標)だ。

妊活中から妊娠中、授乳中に欠かせない栄養素として広く知られる葉酸は、経口摂取後に体内でジヒドロ葉酸に還元され、さらにN-5-メチルテトラヒドロ葉酸(MTHF)に変換されてから生理活性機能を発揮する。

「マグナフォレイト」は、酵素分解によって葉酸をMTHFに変換させているため、葉酸のまま摂取するよりも効率良く作用することが期待でき、なおかつ過剰摂取による健康リスクが少ないことも特徴となっている。

同社では、葉酸の作用メカニズムを周知していくことで「マグナフォレイト」の機能性と安全性を訴求していく考えだ。

同じく、インドの製薬会社・エンナチュレバイオが製造するルテイン、ゼアキサンチン、クルクミン、藻由来DHA、ジンジャー抽出物といった機能性素材にも注力する。

いずれも二酸化炭素を用いた超臨界抽出法によって製造されており、創薬レベルの品質と安全性が差別化ポイント。今後はヒト臨床試験の実施を予定するなど、エビデンスの取得にも力を入れていくという。

このほか、中国・ECヘルス社製のPQQや韓国メーカーのフィッシュオイルなどの取扱いも視野に入れている。