中国「日本産水産物措置」健康食品も禁輸対象に

2023年8月31日

 日中両国の関連企業が憂慮と困惑 

中国側関係者が明らかに「日本産原料不使用も原産地証明必要」「越境ECも対象の可能性大」

 

中国税関当局は8月25日、日本産水産物の輸入を全面的に停止する発表した。対象食材には加工食品も含まれているが、水産物使用の多くの健康食品も対象となっている状態だ。わが国の健康食品業界からも憂慮する声が絶えないが、中国側からも困惑の声が発せられている。

今回の中国の措置は政治的外交カードの一環と見る向きが強く、福島原発処理水に関する同国の主張も極めて非科学的であることは国際社会が認めている。しかし、理由はともあれ、中国向けに輸出される水産物使用の健康食品が影響をもたらしていることは事実であるため、本紙でも今後中国とのあらゆるルートを用いて当問題の現状を報じていく。

DHA、コラーゲンなど

中国政府は東京電力福島第一原発の処理水放出への対抗措置として、今回日本産水産物及びそれらを用いた加工食品の輸入停止に踏み切ったが、これは水産物を用いた健康食品も対象となってい ることが中国側関係筋によって明らかになっている。

※この続きは「ヘルスライフビジネス」9月1日号(9月1日発行)で掲載してあります。

購読(電子版・紙版)のお申込は以下よりお願いします。

ヘルスライフビジネス|株式会社ヘルスビジネスメディア (health-mag.co.jp)