魚油、中性脂肪関連の機能性で届出受理/大倉ケミテック

2023年9月27日

「記憶力の維持」にまつわるヘルスクレームでSRを準備中

大倉ケミテック(大阪市西区、☎06・6441・3424)は、ゴールデンオメガ社(チリ)の日本総代理店として、精製魚油を販売している。

 同素材は、オメガ3が85%、DHAが55%といった高含有品で規格していることを強みとしている。特許製法によって濃縮および精製、独自開発を使用した最先端設備で生産されていることから品質と純度の高い原料の提供を実現可能としている。なお現在、配合量の異なる3種で提案を行っている。

 同社は、世界的に展開するDHA・EPA、オメガ3業界団体GOED(Global Organization for EPAandDHAOmega‐3s)に加盟しており、オメガ3の普及活動を積極的に行っている。22年8月には、ゴールデンオメガ社と共同で「血中の中性脂肪を低下させる機能がある」として、機能性表示食品の届出が受理された。 

 このほか現在「記憶力の維持」にまつわるヘルスクレームでSRを準備、前述の中性脂肪の低下と併せて、ダブルヘルスクレームとして年内受理を目指して、届出申請中。

 剤形は、サプリメントが多い。

 同社は、シーベリーオイル(オメガ7含有)も販売中で、現在、藻由来DHAオイルや、サメ肝油(アルキルグリセロール含有)の供給準備を行っており、今後魚油の機能性とともに、高含有品原料の提案を強化していく方針だ。

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