ウィルファーム・レモンバーベナ素材を睡眠分野で拡販へ

2023年10月18日

眠りの質の改善、不安の軽減のための「リラックスPLX」

 ウィルファーム(東京都中央区)は、睡眠改善、抗ストレスなどにアプローチする差別化素材として、スペイン・モンテローダ社製のレモンバーベナ抽出物「リラックスPLX」を供給している。眠りの質の改善と不安の軽減に関して論文発表されていること、睡眠改善の高い体感(特に女性で顕著な効果)、海外での採用実績などが支持され、日本市場でも引き合いが増えている。

 レモンバーベナは18世紀にスペインによって南米から欧州に持ち込まれたとされ、欧州でまだ名前のなかったそのハーブに、当時のスペイン国王カルロス4世の王妃マリア・ルイサの名が命名されたと伝えられている。当初は装飾用や健康のためのお茶として飲用され、その後、レモンのような良い香りから石けん、香水、ローションなどにも用いられ、さらに料理やソースのスパイスとして広がり、欧州で人気のハーブとなった。レモンバーベナの持つこうした豊かなストーリー性も販社から好評だ。

 「リラックスPLX」は、レモンバーベナに含まれる抗酸化・抗炎症成分であるベルバスコシドを24%と高含有で規格化。臨床試験で、同素材400㎎/日摂取群はプラセボ群と比較して、ストレスホルモンのコルチゾールを低下させるとともに、中途覚醒の減少、長時間の深い睡眠およびREM睡眠の増加傾向をもたらし、睡眠の質と不安を軽減することを確認している。また、PSQI(ピッツバーグ睡眠質問票)の結果では特に女性でのスコアに有意な変化が見られたという。さらに1カ月のウォッシュアウト後もその効果は継続した。

 ウィルファームではこうした臨床データや目覚めの良さなどの高い体感、レモンバーベナの持つストーリー性などで差別化していくとともに、睡眠分野での機能性表示の届出受理を視野に入れた取り組みも推進していく。