αオリゴ糖が腸内で酪酸と水素を産生/シクロケム

2026年4月30日

疾病予防やアンチエイジング効果にも期待

シクロケム(東京都中央区)は、環状オリゴ糖の一種・αオリゴ糖(α‐シクロデキストリン)の機能性について長年にわたって数多くのエビデンスを蓄積してきた。

腸内環境への有用性については、バクテロイデス菌や酪酸菌といった腸内細菌に分解されることで短鎖脂肪酸の一種である酪酸とイオン分子の水素を産生し、さまざまな健康効果を発揮することが明らかになっている。

同社の研究では、ヒト試験でαオリゴ糖のバクテロイデス菌増殖効果および酪酸、プロピオン酸といった短鎖脂肪酸の産生促進効果を確認しており、2018年に研究論文を発表した。

さらに、複数の水溶性食物繊維と比較した試験では、αオリゴ糖が最も酪酸産生菌に資化されやすいことも確認している。

腸内で産生された酪酸は、腸管上皮細胞を活性化させることで腸管のバリア機能を高め、未消化の食べ物や細菌、毒素などが血中に流れ出して炎症を引き起こす「リーキーガット症候群」を防止する効果が期待される。

同時に、活性化した腸管上皮細胞が腸内の酸素を消費することで、乳酸菌やビフィズス菌といった嫌気性の善玉菌に優位な環境を保つ働きもある。

腸内で産生された酪酸には、このほかにも抗肥満作用が注目されているホルモン・GLP‐1の分泌促進作用、昨年10月に大阪大学の坂口志文特別栄誉教授がノーベル医学・生理学賞を受賞して話題となった制御性T細胞の分化誘導作用なども報告されている。

また、酪酸と同時に産生されるイオン分子の水素は、最も毒性の強い活性酸素・ヒドロキシラジカルを選択的に消去する効果があるため、老化や疾病を予防する効果も期待できるという。

同社では、こうしたエビデンスを武器に他のプレバイオティクスとの差別化を訴えていく考えだ。


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