顧客マッチのクーポン発行基盤/True Data

2022年1月11日

AIとID-POSで販促パーソナル化を実現する「RelevanC

True Dataは、 2022年1月17日(月)より ニールセンIQ社の小売業向けAI販促パーソナライゼーションプラットフォーム 「RelevanC(レレバンシー)」の提供を開始する。

 「RelevanC」のプラットフォームを使って、 サプライヤー(メーカー、 卸)がクーポン企画を入力し、 小売業はそれを実施したい場合に承認・設定をするだけで、 AIパーソナライゼーションエンジンが自動的に最適なクーポンを会員顧客に割り付ける。 小売業の自社ID-POSデータと連携することで、 クーポン配布による売上結果が自動集計されるため、 簡単に効果検証が可能となる。 クーポンを配布した人・しなかった人の売上の違いを検証する「A/Bテスト」を実施したい場合も、 実施可否を選択するだけで手軽に実行することができる。

 「RelevanC」は、 主にGMS、 スーパーマーケット、 ドラッグストア、 ホームセンター、 コンビニエンスストアなどの食品・日用品小売業の販促活動をAIでパーソナライズし、 顧客エンゲージメントを向上させることで、 来店頻度の向上や顧客単価の向上に貢献するプラットフォーム。 さらに、 小売業は、 サプライヤーからのプラットフォーム利用料収入が期待できるため、 収益の幅を広げることができる。

AIパーソナライゼーションでのターゲティングイメージ

「RelevanC」のパーソナライゼーションは、 販促の目的(例:顧客離反防止、 ついで買い促進など)や購買履歴、 販促の反応度をもとに、 行動を促しそうなクーポンをAIが選定し、 効果の高そうな会員顧客に絞って届ける。 これにより、 顧客側は関係のないクーポンを大量に受け取る煩わしさから解放され、 企業側は配布数を最小化でき、 必要のない販促費を削減することができるようになる。

  これまでの販促のパーソナライゼーションでは、 販促ごとにターゲットを設定して実施するため、 同時に多くの販促を行う場合、 関連性のないクーポンが多量に送られることもあった。 その結果、 会員顧客のエンゲージメントが下がったり、 逆にクーポンがなくても購入する顧客に配信されたりといった無駄が発生していた。 さらに、 本来であれば販促による売り上げ増が見込める顧客が設定から漏れているために、 機会損失となる可能性もある。 「RelevanC」はこれらを防ぎ、 小売業の投資効率を最適化する販促パーソナライゼーションを実現する。

A/Bテスト結果の画像イメージ

ニールセンIQ社との戦略提携 第2弾

 様々なグローバル企業との協業によってクライアントにとって付加価値の高いデータ活用推進を目指す当社は、 マーケティングデータインテリジェンスの世界的企業であるニールセンIQ社との戦略提携を締結し、 ニールセンIQ社が提供するグローバルソリューションの日本市場での展開を進めている。 第一弾の 小売業向けAIによる需要予測型在庫最適化ソリューション「SDR-IO エス ディ アール・アイ オー)」に続き、 小売業の販促活動をAIでパーソナライズするソリューション「RelevanC」を提供することで、 小売業の収益性向上と業務効率化を多面的に支援する。